あらんです

ドーモ、あらんです。

2020年3月です

近況

前回のブログから1ヶ月が経った.

マヤ暦は終わりを告げたが, 世界はつづている.

仕事はまあ相変わらずなのだが, 若干体調を崩したり, コロナ騒ぎのおかげで引きこもりに拍車がかかり, 自律神経がやられ気味だった. というかやられた.

人間ドックへ行くはずが, 微熱を計測したおかげでいけなくなり, 再度予約するには1ヶ月以上先, ということになったから, 自宅の近くの医院を探してできる検査をしてもらうことにした.

人生初の胃カメラで, 胃に異常が見つかり, 治療することになった.

たまたまグーグルマップを巡回して見つけた医院なのだが, 割と初めて医者すげえっておもった.

自分は全然別のところに異常があるとおもって見てもらいに行ったら, 「もしかしたら」という医学的知見を元にちゃんと検査をしてくれて, しかもその推測があたっていた.

今までの医者のイメージって, 適当に診察して, 抗生剤を出して終わり.

か, とりあえず様子を見ましょう, という無難なものになるのだが, ここの医師は違った.

血液検査をすれば, 自分が花粉にアレルギーを持っているということがわかった. 実は猫にもアレルギーを持っていた.

食べ物にはなかった.

海外で過ごした後に東京へ帰ってくると調子がどうも悪いのは, 花粉のせいらしい.

なんだか大変納得感があるデータが得られた.

医療に関しては, きちんと科学的な検査をした上で判断をしないと行けないなとおもったし, 優秀な専門家は本当に頼りになるとおもった.

どうも慢性化していたようで, とすると長年悩まされてきた病理が, これで消えるかもしれない...と思うと感謝しか無い.

いや, まだぬか喜びかもしれないけど.

感染症の話題のおかげで, 自分の生活習慣や食生活など, 病気と健康についてとても考えるようになった.

自宅付近の街に買い物へ行くと, 若者で溢れかえっている. こんなに若者がいたのかというくらい, 高校生から大学生くらいの人たちがいっぱいいる.

他の街がどうなっているかはわからないが, 少なくとも東京のやや西の方は, 自粛などとは無縁の世界で, 人混みでごった返している.

これでアウトブレイクが起きないほうが不思議だし, できれば私も距離を取りたい.

もともと人混みが嫌いであるし, 田舎へ引っ越して自然とともにある暮らしをしてもええかな, なんておもっている.

そうはいっても今すぐどこかあてがあるわけでもなく, どこに越せばいいかというのもわからない.

でもまず, 景色の色が自分の好みにあっている場所がいい.

欧州へ行く予定だったが, どうも雲行きが怪しい. 4月から日本を旅して, 住むべき場所を探そうかなと思う.

COVID-19め. 楽しみにしていた予定を台無しにしおって.

だが転んでもタダでは終わらんぞ. 違う楽しみを見つけてやるからな!

以下COVIDから派生する話

なので, コロナ関連のことをノイズに感じられている方は読まないことを推奨します.

また, 以前私の文章を読んでネガティブな感情を抱いたことがある方も, 読まないことを勧告します.

DP

私はDPの乗客が下船するあたりから結構ガッツリ情報を追うようになった.

感染の疑いがある人が市中に来るという話を聞いて, 結構ゾッとしたからだ.

岩田医師をめぐる言論の応酬は, 他人事ではなかった.

多分彼は直感的にヤバいと思ったからヤバいと口にしたのであり, 官僚がスーツを着て作業をするような現場の指揮官に具申しても無駄だと感じたからYoutubeで公開したのだと思う.

日本の感染症対策

ウイルスとの戦いが戦争であるとするならば, 短期決戦が望ましい, と中国やシンガポール, 台湾やタイ, ベトナム, 韓国などの国は最初から行動している.

EUとて, 対岸の火事が他人事でなくなったら, あのEUが国境を封鎖したり, 人々の自由を制限する行動に出た.

日本は...もしこれが戦争だとしたら, 戦力の逐次投入のようにも見える.

あるいは, 岩田医師が言っていたように感染症対策はクルーズ船を除きよくやっているのかもしれない.

政府が透明性を欠いているから信用できないというのはある...

入国制限も一貫性があったようには見えないし, まあでもこれは日本がやらなくても結果的に他の国がほとんど鎖国状態になってしまったから, 同じことだったかもしれない.

専門家はデータを元に分析をして, データを元に議論を組み立てていくが, その肝心のデータが信用できなかったら, 割とどうしようもない... 中国のデータが信頼性があると信じたいものである.

日本の専門家会議の発表やドキュメントにはとても説得力を感じる.

他人がやっているから正しいということはないのであり, 逆に日本が一番うまくやっているという可能性だってある.

だが, 一歩間違えると日本は世界にウイルスをばらまいた悪役になってしまう恐れもある...

EU

あれよという間に感染の中心地となってしまった.

私の予定していた欧州行きのフライトはキャンセルされ, いつスケジュールが戻るかも見通しが立っていない.

オーストリアとスイスへ行きたかったのだが, 特にスイスは医療崩壊寸前まで行っているというから驚きだ...

世界で最も豊かな国の一つで, 世界中の富が集まっているのに.

イタリアから大挙して訪れた人たちが関係しているのだろうか...?

北イタリアを封鎖するその日にイタリアを脱出する群衆の映像がツイッターで流れていたが, 北イタリアから最も近いのはフランスとスイス, それからオーストリアである.

イタリアで感染者が爆発的に増えてから, フランス, ドイツ, スイスに感染者が増え始めた.

そうすると次にスペインで増えている...フランスの隣はスペインだ.

次は東欧だろうか?

差別感情

アジア人はコロナコロナと煙たがられるし, ここにきて普段から隠れていた人種差別が出たなぁと少し悲しい.

まあ驚きはしない. そういう差別感情は欧米へ行ったことがある人なら大体誰でも経験することだし, 我々がおもっている以上に見た目の違いというのは大きいのだ.

そして最もなめられるのがアジア人.

だから私は自分が平等に接してもらえたということがとてもうれしく感じるのかもしれない.

どこかで差別が前提になっているからこういう感情が生まれるのかもしれないと思うことがある.

別に煙たがられるくらいなら良いのだが, 暴漢に襲われたりする人もいるのだから結構洒落になってない.

とは言うものの, やはり女性だったり幼い人だったり, 弱い人が狙われるようなので, 私のような図体のでかいヤツには来ないだろうなと言う気もする.

今までそういう目にあったことがない. (現地の人に金を貸してくれとか現地の言葉で話しかけられたことはある)

でも今後はわかんないね. 集団で襲いかかられたらひとたまりもない.

別にすべての人が差別的なわけでもないし, 危機的な状況の中で却って本当に親切な人が見つかるチャンスでもある.

日本の感染症対策はうまく行っている方だと言われているが, 検査数の相対的な少なさなどから, 他の国から不審感を抱かれている.

積極的に情報発信をしなければ日本人が受け入れられないような状態が続いてしまうかもしれない.

After COVID-19

さて, 未来の予測にあまり意味はないかもしれないが, 今後この流れがある程度止まらず, 国家間の移動で検疫が強化されるとしたら...

みたいなことを考える.

此処から先は私の推測および空想の世界なので, ということを予め断っておく.

批判ツッコミあれば歓迎です. 私は批判にはとても価値があるとおもっているので.

でもヘイト系の非難はやめてね.

景気

短期的には悪くなりそうだが, 感染がうまく収束すれば反発で伸びそう.

私の観測範囲では, 使う予定だった場所から別の場所にお金が流れているし, なんなら今までよりお金を使う量は増えているのではないかという気がする...

特にスーパーは人が多いし, 本屋も売上が上がっているらしい.

リモートワークの推進

進むところと進まないところで二極化しそう.

やはり, どこかに集まって仕事をするというのは, それなりにメリットがあるし, 怠けてしまうという人も多い.

一方で, 今までやりたいけどできなかったようなところは, どんどんリモートワークでやっていこうという風になると思われる.

国民全員があしたからインターネットベースで, とはいかないだろう.

第一そんなことしたら回線がパンクする.

インターネットのリソースは有限である.

田舎暮らしとアウトドア

屋内の密集した場所が駄目なら, 屋外の開放的な場所に行く.

アウトドア産業は伸びるのではないか...

皆何もしないわけじゃない. 代替案を探すのである.

都市一極集中も見直す動きが進むかもしれない.

田舎暮らしを選択する人が増えると思われる.

ちなみに私も都市に常駐する生活はやめたいとおもっている.

田舎と都会を往復するような生活が理想.

検疫ありきの旅行

2週間隔離されることが前提のシステムができるかもしれない.

ホテル等の施設はそのために改造されるかもしれないし, 隔離専用施設なんてものがオープンするかもしれない.

あるいはわざわざオフ会をやるまでもないことはオンラインでなされるようになるだろう.

臨場感がほしければVRがあるじゃないか, という流れも加速するかもしれない.

海外旅行とか, 移動はとてもコストの掛かることになるだろうから, お金持ちしかできない贅沢になるのかもしれない.

配達と自動運転

デリバリー系はこれからも伸びるだろうが, 人の移動が減るのであれば, 自動運転も良いんじゃねえの, という話に傾きそうだ.

皆が外出を恐れるのであれば, 代わりになる物が必要になる.

それもまたビジネスである.

キャッシュレスのブースト

モノとしての紙幣が感染源になりうるのであれば, モノとして利用される貨幣は消滅し, キャッシュレスもそうだが, デジタル通貨の導入も一気に進むだろう.

お金が汚いというイメージは, 誰が触ったかわからないモノだから, という物理的なイメージが関係しているかもしれない.

ただ減ったり増えたりするステータスのようになれば, もっと違ったイメージが普及しそうで, お金に対してポジティブなイメージを持つ人が増えるのではないか...

デジタル通貨を国が導入するということは, プライベートブロックチェーンのような仕組みが出来上がるということで, そうなると脱税が原理的に不可能になるし, 一方でめんどくさい確定申告とかいろんな支払いが簡素化されるかもしれない.

接客系の仕事が減る?

オンラインストアがもっとリッチになるかもしれない.

手に取れないが, 手にとったのと同じような体験をできるような技術が発達しそう. VR, ARなんかはもっと普及しそうである.

窓口業務だって危険な業務だよね, ということになれば, 自動化できることは全部自動化しようという話になるかもしれない.

銀行や役所なんかの事務職員は削減されるかもしれない.

そうなったらいちいち役所に行かないでも書類がスマホ上でダウンロードできたり, 署名も顔や指紋認証等で済ませたりできるかもしれない.

教育もオンラインがベースになっていくかもしれない.

オンライン教育には懐疑的だったが, 最近のオンライン教育は本当に目を瞠るものがある. もっと評価されるべきだと思う.

生産ラインの国内回帰

中国に頼りすぎていた状況を打開するような動きが出ると思われる.

為替が円安に振れるか円高に振れるかで状況はわからなくなるが, 円安にふれたら国内に工場が戻ってくるんじゃないかな.

円高であれば色んな国に分散して行くのだと思われる.

旅行しやすくなるし, 輸入品も安くなるから, 買い物は捗りそう.

適者生存と失業対策

銀行とか役所の人間が雇用を失った場合, 彼らはどこへ行けば良いのか.

一つには公共事業を増やして, より災害に強い国にしていくことを掲げて, そこにあてがうというものがある.

あるいは軍備増強を兼ねて自衛隊を増員する, とか.

国内の産業が活発化すれば, またそこに新たな雇用も生まれるだろう.

個人的には本気で花粉症を撲滅しようだとか, 食料自給率も上げたいとか, そういう流れで林業や農業も盛んになればいいなと思う.

国際関係のパワーバランス

中国を始めアジア諸国のプレゼンスがかつてなく高まっている.

今回感染症対策をうまくやっているのは台湾, シンガポール, タイ, ベトナム...など全部アジア圏である.

EUは中国から医療支援を受けることになった.

EUは中国の助けなしでは難局を乗り切れなくなってしまったのである.

これはとても大きな出来事である.

南北アメリカはアジア中心になどさせるつもりは無いだろうし, そういう微妙なバランスを見ながらロシアや中東諸国も動きを見せるのではないかなあと思う.

個人的にはインドとかアフリカの動向も気になる.

政情はあまり安定するようには思えない.

紛争が頻発しそうである.

わかりやすい形で武力衝突が起きるのではなく, ドローンを使ったテロだとか, サイバー攻撃などが増えると予想する.

国家同士の情報戦もエスカレートしていくと思われる.

世界は善良な日本人が思うほど, 善意で動いていない. 悲しいが, そういう現実をこれから直面することになるのではないか... という気がする.

人類vsウイルスというビッグピクチャがあるにも関わらず, 陰謀論合戦をしたり, 医療支援を交換条件にしたり, 対抗措置をとるとか, そういうことが横行している.

国家というのが組織である以上, 組織の利益を最大化するように動くわけで, その動きが止まることはしばらく無いだろう.

オーバーツーリズムの見直し

主に欧州で進むのではないかという気がする.

そうなると日本の観光業はあぶれた人の受け皿となりうるため, 日本の観光地化は更に進むのでは...と予想する.

大気汚染が軽減されたりもしてて, 地球には優しい世界があるわけなのだが, 日本人が「元通り」を求めている以上, 「元通り」にしようとする力が強く働くだろう.

飛行機も飛ばなくなったし世界恐慌が来るかもしれないから, そうなればグレタさんはニッコリ...かもしれない.

日本人が思う元通りの世界は, グレタさんが許してくれなさそうだ...

(私は別に彼女のシンパでもアンチでもない. ただ, 彼女のバックには明らかにプロデューサーがいるんだろうな, ということをぼんやり思う. 飛行機を飛ばさないことではなく, CO2を排出しない飛行機を作ることを応援したい. )

日本の政治

国内では親中派親米派で結構分断があるように思う.

若い世代は中国に対してシンパシーを抱いている人が多い気がする.

戦前は鬼畜米英だったものが突然親米に変わったのだから, 世論に劇的な変化が起きたとしても不思議ではない.

一方で友情を演出しつつ, しっかり尖閣諸島に領海侵犯をしている動きを見ると, 怖いなあという思いがある.

政権内でも相当争いがあるようで, 安倍総理の後継が誰になるかというのは今後の国の命運を占う事象になりそう.

まあ, 既に決まっているのかもしれないけど.

習慣の輸出

今回のパンデミックで日本があまりダメージを受けていないように見えるのは, 日本人が神経質で衛生観念が高いからという話がある.

我々は手洗いを普通にするし, 風呂にも毎日はいるし, 着替えもこまめに洗濯するし, 土足禁止だし, 料理も取皿があったり, とかく細かい.

それは日本の人口密度だったり, ジメジメした気候で細菌感染が多かったことだったり, 水が豊富だったりといろんな遠因があるのだろうが, キレイ好きである.

まちなかのトイレもきれいだし, 道路にゴミが散乱することもない.

イタリアやフランスをDisるわけではないし, 良いところもいっぱいあるんだが, 毎回行くと非常に汚くて残念な思いをする.

どこの国とは言わないが, 公衆トイレから出るときに手を洗う人をほとんど見かけない.

それは気候的に乾燥しているから着るものが臭くなったり雑菌が繁殖しにくいということだったり, 日本に比べると水資源が乏しかったり, とか, そういう遠因はあるのだと思う.

人々の友情が篤く, ハグやキスをする習慣があった...ことも皮肉なことに手伝っているかもしれない.

原因がどうであれ, 私達は異なる習慣を持っている.

私達が手洗いをしないことは考えられないように, 異なる習慣を持っている人は手洗いをすることを考えられない.

習慣の持つ力, というのを日本人はしっているから, xx道のようなものがいっぱいあるのではないか...

こういう習慣は, もっと輸出して行けば良いのではないかと思う.

アメリカ人が「片付け」とか「断捨離」をこんまりさんから学んだように, そういう無形のメソッドが広がっていけば日本という変わった国は普通の国になるかもしれない.

医療やバイオ系への投資

日本の医療技術や医療インフラは世界で最も高い国の一つであると言われる.

国民皆保険制度のおかげで比較的安いお金で医療サービスを享受できる.

これは誇っていいと思う.

世界のヒーラーとして, 医療や生物科学といった分野に力を入れて, 人材を育てていけば国際競争力も増すのではないか.

sports (追記

肝心なことを書き忘れた.

今後はゲーム産業やストリーミングの需要が伸びていくと思う. esportsなんてこのときのために用意されたようなものだとすら思える.

ゲームを通して学べることはいっぱいあるし, ゲームをやることで人生が豊かになっていくんだというナラティブを発信していきたい.

無観客試合のようなものも, ホログラムで観客を投影するとか, VRで至るところに仕掛けたカメラやドローンなんかで自由に視点を変えたりとか, 新しいスポーツの観戦のあり方も出てきそう.

さいごに

ドイツの首相が"WW2以来の試練"と言ったり, フランスの大統領が"これは戦争"と言っている.

アメリカの大統領も戦争だと言っている.

見えない敵との戦いだと.

リーマンショックと比較する人がいるが, たぶんリーマンショックなんてものじゃないんじゃないか.

私の中にどこか2ヶ月もたてばあっさり問題が解決され, 日常の強い慣性が世界を元通りにする, という楽観がある.

一方で, これはもう世界が後戻りできないくらいの変化を迎えるのではないか, という期待と不安に入り混じった強い感情もある.

まあ, 一般人の私にできることといえば, 手洗いうがいをしっかりすることと, 人混みを避けること, 仕事して税金を収めることと, パニックにならず経済を回し続けることくらいである.

キャンプに行きたい. 登山したい.

とりあえず, 家でゆるキャンを見て, キャンプへの情熱をたぎらせている.

Amazonでひたすらグッズをポチりまくっているので, 近いうちにインスタとかにキャンプの写真上げると思う.

自然に触れたい.

普通の「。」とか「、」を使わいでピリオドやカンマを使ったのは, 気づいたらこうなっており, 修正するのがめんどくさかったからです. 次回からは句読点は普通の様式に戻ると思います.

以上.